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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第8章 新たなる人物…
足首を蹴られ尻もちをついた綾香は驚きと警戒心から何も言えないでいた。

蛇口の下のハンカチをギュッと絞りそれを春樹が彼女の傍らにしゃがみこみ゙スムージーで汚れたソックスや足首近くの素足を拭き始める。

な…に…?
これって恥ずかしい…
宮川くんからあたしのパンツ丸見えのような…?

綾香が思うように春樹から彼女の下着はかすかに見えるのだ、それを知ってか知らずか彼の表情が悪巧みを考えている風になる。

ひざまずいて拭かせるという後だけに逆にハンカチで拭かれるという意外な優しさだけに綾香は不意をつかれたような気がしていた。

『…あの…あたし自分で拭けます…』
綾香は起き上がろうとした。

『親切わからない?』
春樹は彼女の膝に手をあてて阻止した。

『わからないのは宮川くんの方です』
起き上がろうとするが膝が思うようにならないと動作すらままならない。
その無駄な動きにより膝丈より5センチ下のスカートがまくれあがり白の下着が丸見えとなる。

………!?
ええっ…こんな事…
あたしが無駄に抵抗したからスカートが?
ううん、宮川くんが膝を押さえているせいよっっ
こんなのってひどすぎるっ!

綾香はスカートの裾を戻そうとしたが尻もちの体勢からでは上半身がフラフラと不安定に揺れる。

『授業受けないと…あたし立ち上がりたいんです、膝から手をどけてください…』
涙が出そうになるが我慢した。

『行けば?僕スムージーの汚れを拭いてあげているのにあんたはそれを拒否る?』

『……拭いてあげてる?』

『僕が気が済むように』

『…もう、もう充分です、授業を…』

『あっそう、そうなんだ、人の親切をそうやって拒むんだ?』

何…?
拒む?

綾香の困惑、春樹のうす笑い。
彼は綾香の両足首を持ち彼はそのまま立ち上がった為にスカートが脇のあたりまでまくれ下着は真ん中の小さなリボンまではっきりと彼に観えている。

『白なんだ、真ん中にリボンなんて冴えない下着、やぼったいっていうかさ』
彼は笑う。

『あたしがどんな下着をはこうと自由だと…』
涙声になる。

『………あぁそうですか、すみません』
ふてくされたように謝るが言葉だけのよう。

……?
わけがわからない…

彼は手を離し綾香の両手をにぎり起こしてやる、だからなのか彼女はポカンと思考を停止させる程宮川春樹という人物がわからなくなる。
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