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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第2章 距離感
落ち込んだ綾香を唯が心配し佐伯の事を知るとアドバイスをくれた。

『バレーと美術部で終わる時間は違うけど待ち合わせして一緒に帰ればいいのよ、佐伯に邪魔されないオーラなんか出しちゃえばさ』
『慎吾ちゃん部活を決めてから一緒には帰ってない、美術部の方が終わる時間早いからなんとなく先に学校出てる』

綾香は唯を待つが帰る方向が違う為に校門を出てTSUTAやスッタバ等に寄り道をしてからバイバイなのだが、手を繋ぐ唯と遥斗の後ろ姿を見てから綾香も帰っている毎日である。

『中山くんともっと話さなきゃダメ、一緒に帰るとか2人でいる時間を作らなきゃ』

学校内の誰もいない場所を選び昼休みに綾香は唯に話せて少し気が楽になった。

放課後――
やはり絵を描くだけの美術部は部員も50人と少なく時間がくれば終わりとなる。

校舎と体育館の間の通路で立って待っている綾香をバスケ部等がチラッと眺めて通り過ぎる度に顔を赤くする。

この清陵は体育館が2つありバスケ部とバレーボール部が練習に励んでいるのだ。

待つ時間は長く感じられ帰ろうかと何度も思った頃ガヤガヤとうるさい声が聞こえた中に慎吾もいた。

『あれ?綾香』

『慎吾ちゃん遅い…っていうか汗くさい』

『部活後しょうがねぇじゃん』

『デオドラントしてよ』

『体動かしてばっかですぐに汗かくし、そんなん必要ねえ』

『………』

制服に着替えているとはいえ拭いたらしい額から汗が滲むのをダサいかといえば嘘になる。

テレビで見るスポーツ選手が汗を滲ませ頑張る姿はかっこいいと思うのだから。

ましてや綾香はスポーツが苦手な為に憧れさえある。
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