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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第2章 距離感
それから。


――
―――明日も明後日も待っていていい?の綾香のセリフのとうり部活帰りに綾香と慎吾は一緒に帰っていた。

ただそれをおもしろく思わない佐伯はクラスが違う・部活が違う事で綾香に対しいちゃもんをつけられないタイミングがなくイライラしていた。

この間のようにバッタリ出くわす事もないのだから。ましてや自分から綾香のクラスにノコノコ乗り込んでく真似は綾香に負けた気がしてプライドが行動におこせない。


――
―――とある日の休憩時間だった。
辞書を借りにきた慎吾を綾香はため息をつきたい顔をしながら手渡す。

『仕方ないって言えばいいのかな?あたしってばお人好しって言えば気が収まるの?』

つばさえなければ普通に貸してあげられる態度をとれるのだが、やはりつばはつば……唾液なのである。

貸したくない心理から嫌そうな綾香の気持ちは当たり前なのだが、長年の幼馴染み+彼女という立場から辞書を貸してしまう綾香はやはりお人好し。

『あげる、その辞書』

『はぁっ?家に同じ物があるのに2冊も必要ねぇ』
とにかく借りてくというように受けとる慎吾。

家に同じ物があるなら授業の日に持ってきたら?
つば=唾液、あたしそんな辞書使えない………

『ちょっとっ!森部綾香ムカつく!』
慎吾をつけてきたのか佐伯が顔を出した。

『!!!、………何か?あたし気にさわるような事は何もしていません』
一方的に睨まれ、一方的に罵声されれば綾香だってムカついてきた。

『気にさわるわ!中山くんとあたいは同じクラスなのに、忘れ物はみんなあんたに借りにいく。
目障りったらしょうがない!』

『だったら慎吾ちゃんにあなたが辞書を貸してあげれば?』

『なんなの、優等生ぶったような言い方!
それから影に隠れてコソコソと毎日中山くんを待っているのも気にいらない!』
『優等生………』

綾香はまた優等生という言葉を聞き闘う力も失せきびすを返し机へと戻り椅子の背にもたれた。


優等生………
あたしってそんな風にみえるの?
佐伯さんの言葉を考えないで慎吾ちゃんはあたしの事を普通に彼女だと思ってくれている?

あっ………
慎吾ちゃんもあたしを真面目だと言っていた………

慎吾ちゃんあたしを普通に扱って?
あくびしながらドーナツを食べる女子高生だと言ってよ―――
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