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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第3章 思いやりは…
…※…※…※…

2年の新しいクラスにもなかなか馴染めず、なにかと慎吾を頼りにする綾香を佐伯あゆみはおもしろくなくまた嫉妬する。

慎吾から綾香の話題が出る度に佐伯あゆみは綾香を監視するように1日に1回は教室に慎吾と綾香を見にきていた。

『唯〜』
逃げ出すかのように唯のクラスに行きかけた綾香は廊下で30冊のノートを持った唯の側に行きノートを半分持ってあげていた。

『唯今日日直?』

『ノート提出の宿題』

『あの先生ノート提出多いね、一緒に行ってあげる』

2人は職員室に向かうとノートを渡すはずの社会科の先生が生徒と話していたので綾香と唯はその場から少し離れて待つ。

男子生徒がクラスに配るプリントを受け取り話しが終わったのを見計らっていたのか近くにいた生活指導の先生が割って入った。

『茶色くてもいいと妥協した校則ではあるがパーマをあてていいとは決まっておらん、生徒手帳を読んだのかね?』
いかにもガミガミいいそうな痩せて眼鏡をかけたベストにズボンの年配が言う。

『俺の髪は元々パーマで校則を破ったわけじゃありません』
男子が立ち去ろうと後ろに下がる。

『パーマをかけた生徒はみんな同じ事を言う、明日までに反省文を書いて僕へ提出しなさい』

『………』
男子生徒は何か反論しかけたが諦めたように口をつむぐ。

ひどい…
ひどいわ…
決めつけるなんて可哀想だわ…

男子生徒が振り向いた時、綾香はハッとした。

茶髪くん―――?
なんで?
なんでこの学校に?
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