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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第3章 思いやりは…
『朝コンビニ行けなくて…入学したばかりだしパンとか売ってる購買部があったら助かるんだけど…』
先ほどまでのぶっきらぼうな彼はきまり悪そうに困った顔をし綾香から顔をそらす。
綾香はしっかり彼のお腹の音を聞いていたが聞かなかったふりをしていた。
親友と買い物中にお腹がなりでもしたらお互い笑って誤魔化しランチを食べに向かうのだろうが、
今は相手がきまり悪そうにしているだけに笑うシーンではないと思っている。
『コンビニ?今日はお母さんがお弁当作れなかったのね』
『違う…母さんが俺の為に弁当なんて用意するわけない、お金を渡されるだけさ…』
『お金…だからコンビニ?栄養片寄ってしまうわ…』
その時4時間目を告げるチャイムが鳴り始め会話は終わりとなる。
『購買部はね―――』
綾香が言いかけたが中川は教室に向かって走り始めた。
お昼休みの綾香は唯とお弁当を食べながら時々箸が止まる。
『綾香が言ってた――そうそう中川くん、上手く話せた?柵を越えられなくて助けてくれた彼なんでしょ』
『うん、中川くんは初対面からいつも親切だったから、茶髪くんが悪く言われてるとムカついてなんとか出来ないかって、つい…』
『だよね〜』
『だけどあたし余計なお節介だったみたい…』
茶髪くんはなんだか私生活は哀しそうでつらそうであたしもつらくなる…
先ほどまでのぶっきらぼうな彼はきまり悪そうに困った顔をし綾香から顔をそらす。
綾香はしっかり彼のお腹の音を聞いていたが聞かなかったふりをしていた。
親友と買い物中にお腹がなりでもしたらお互い笑って誤魔化しランチを食べに向かうのだろうが、
今は相手がきまり悪そうにしているだけに笑うシーンではないと思っている。
『コンビニ?今日はお母さんがお弁当作れなかったのね』
『違う…母さんが俺の為に弁当なんて用意するわけない、お金を渡されるだけさ…』
『お金…だからコンビニ?栄養片寄ってしまうわ…』
その時4時間目を告げるチャイムが鳴り始め会話は終わりとなる。
『購買部はね―――』
綾香が言いかけたが中川は教室に向かって走り始めた。
お昼休みの綾香は唯とお弁当を食べながら時々箸が止まる。
『綾香が言ってた――そうそう中川くん、上手く話せた?柵を越えられなくて助けてくれた彼なんでしょ』
『うん、中川くんは初対面からいつも親切だったから、茶髪くんが悪く言われてるとムカついてなんとか出来ないかって、つい…』
『だよね〜』
『だけどあたし余計なお節介だったみたい…』
茶髪くんはなんだか私生活は哀しそうでつらそうであたしもつらくなる…