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第4章 想いは…

他校の生徒が去ったその後綾香は歩いていた、前を歩く中川が振り向くと綾香は立ち止まる。

『先輩さ俺帰れったじゃん、なんで後ろついてくんのさ』
中川が咳をしながら熱っぽい顔が困惑気味だ。

『茶髪くん体力おちてるから心配、、、』
綾香は素直な感情から頬が赤くなる。

『先輩を送りたい気持ちはあるけど今は熱でフラフラだからついて来られると気になってしようがない。
だから俺が立っている間に帰ってくれないかな？』
中川はまた咳をする。

『茶髪くんが心配だから』

『ついて来られても帰りは送ってやれないから帰れってんの』

『あたしは平気』

『よくない！』

『茶髪くんが心配だからっ、迷惑かけないから、お父さんに迎えに来てもらうから』

『ついて来ても家には来ないで』

『あたし笑わないから、、、』

『見られたくないんだ！知られなくないんだ！』

茶髪くんあたし笑わないよ、あなたがどんな環境に住んでいようと絶対に、、、