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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第5章 似ているから惹かれ合う
『見ていたのは知ってる…』

『知ってたならなんで送るという俺を無視するかのように慎吾の後を追うのさ、追いつけやしないのに』

『少し前の事を今議論しなくても…』

『議論、ね。優等生のあんたらしいーーー慎吾を見てあの時感じたモヤモヤを思い出したからハッキリさせておこうかと思って』

『茶髪くんまであたしの事を優等生だとバカにするのっ…結以外にやっと出来た友達だと思ったのに…』

優等生と呼ばれたくない!
学校の休み時間好きで1人きりでいるんじゃないのに、結がいないとあたしは喋る事も笑う事さえも難しいのに…
茶髪くんはあたしの事普通に接してくれて嬉しかったのに…
家庭教師だってやってみようかなって思ったのに……

『俺の事友達だとか言う?キスまでしといて、あんたは俺の事友達としか見ていないんだ?』

『キス…それは茶髪くんが…不可抗力だわ…』

『不可抗力とかわかんねぇ表現すんな、俺バカだから理解出来ないし』

『抵抗出来ない力っていうかっ…茶髪くんがあたしを見下ろすから眼を閉じるから…あたしは抵抗なんて………』

なんて事を言わせるの?
茶髪くんはあたしの何を試そうとしているのかしら?

『優等生だけど俺はあんたを先輩とは思ってないよ、頼りなくてすぐ泣いて…少しだけもう少しだけ一緒にいたいと家まで歩きたいと思ったのは俺のわがまま?だからいつまでも慎吾慎吾ってムカついただけ』

茶髪くん………
慎吾ちゃんでイライラさせていたならごめんなさい…
あたしもう少し距離をとるように努力するわ…

その時ノックの音がしてのり子がクッキーとカルピスのペットボトルを持ってきて2人をねぎらう。

借りてきた猫のように先程の勢いはなく頭を下げる中川は教科書を開いてお手上げのように両手をヒラヒラさせた。

『遅くなればあなたの家まで送って行くからゆっくりね』
邪魔はしないというようにのり子は部屋を出ていったのをきっかけに勉強を始めようと2人は教科書とノートに意識をむけた。


キンキンのペットボトルが冷たく飲み頃になる頃に2人は休憩だとクッキーをひとつ、安らぎのため息をつく。

『いくらやってもわかんねぇの俺に苛つくだろ綾香先生、馬鹿だからごめん…』
疲れたのか肩を揺らしまるで肩凝りかのような仕草だ。

『家庭教師はね教える側も勉強してないと教えられないから小学生の復習になっているわ』
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