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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第5章 似ているから惹かれ合う
『肩がぶつかっただけ?受験勉強で無理しているんじゃないのか?宮川』
体育教師は宮川の嘘を信じその場を離れトイレへと向かった。

『掴みかかってきたのはあんたなのに先生は嘘を信じるのかよっ』
中川は教科書等を拾い集め宮川を睨んだ。

『頭のいい品行方正でとおっていると喧嘩等をしないイメージでなかなか都合がいい』
宮川はメガネを指先で直しヒチサンにわけた前髪をなでつけた、インテリだとでも言いたそうに。

『カスがっっ』
中川は頭のいい奴程都合よくたちまわる様が家族を思い出させるようでカスがという一言は本当に吐き捨てるかのよう。

『茶髪くんもうやめてっ、用があるのはあたしみたいだから』
綾香は中川が憎まれるのはいたたまれない思いで勇気を出し話に割り込んだ。

『バカ先輩っ、せっかく俺がっっ』
中川は綾香をじろりと睨んだ。

『いいの、茶髪くんあなたが憎まれ役になってほしくないから。あたしは宮川先輩と接点はありません、引き止められるのは瑞穂大や塾に関係するならお引き受け出来ません』
綾香は宮川から塾のテキストを直人に作成するように直人を宮川に紹介するように言われた事を思い出したようだ。

『あんたはそこの1年に教えている、瑞穂大の兄を紹介しないのは不公平っ、僕に喧嘩を売る気?』
宮川は階段に歩み寄り綾香は階段を上がり始めた。

『直人兄は勉強に家庭教師にと忙しい身で宮川先輩の相手をしてる時間等ありません、お断りします』
綾香の手や足は緊張と恐怖で震えていた。

『断るってよ、潔く諦めな』
中川は加勢するかのようだ。

『生意気っ!』
宮川は吐き捨てるかのよう。

『授業始まるぞ、各自戻りなさい』
国語の教師が側をとうり宮川を促し一緒に3年の教室へと歩いてく。

良かった〜…
怖かった〜…
優しい直人兄の事だから一度引き受けると細かく面倒をみるのを知ってる、家庭教師のバイトに勉強と大変なんだから余計な雑用で負担をかけないよう直人兄を守るのは家族の役目だものっ、
それに宮川先輩の目つき怖そうで嫌悪感しかない。

『ったく森部先輩世話が焼ける、何かあったらラインして』
中川はヤレヤレというため息をつき教室へ走ってく。

だが宮川は綾香と中川に関わる事になろうとは2人思ってはいなかった。


部活後帰宅時間、中川は綾香をマクドへと連れて歩く。

『何処に?あたし慎吾ちゃんと帰…』
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