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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第6章 立ちはだかる………
それから。
とある雨の放課後に迎えにきたのり子と綾香はマクドに寄ってベーコンレタスバーガーセットを食べ始めていた。

『優等生今度はオバさんとこんなとこ来てる』
『この学校に誘うダチいなくてあんなオバさん?あはは』
『でもさ隣のクラスの子が優等生といる男子見たって聞いたけどガセじゃね?』
『ガセだよ、ガセガセ』

そんな会話が騒がしい店内からでも聞こえ綾香はポテトヘのばした手がとまる。

来るんじゃなかったかも…

『おか…お母さん…出よう』
食べかけでも彼女はトレイを持ち立ち上がった。

『みんなね、目の前で娘の悪口かわいそうだと思わないかしら?この子も帰り道にハンバーガーくらい食べるわ』
のり子がそう反論し綾香に座ってと手でもさ合図しコーヒーを飲む。、

あたりは一瞬シンと静まり何事もなかったかのようにざわざわした店内、陰口の本人らはあえて好きなアイドルの話を始めた。

『お母さん出よう…』

『綾香だけ普通の放課後を過ごしてはいけないって事ないわ』
気にしないでという意味でハンバーガーを食べ始める。

完食しマクドを出た後張り詰めた糸がきれたかの様に綾香の頬を涙がつたう。

『泣かないで綾香…あの子達これで悪口をひかえると思うの、優等生なんで呼ばないで森部綾香という名前があるんだから…お母さんも゙悲しい…』
ハンドルを握りながらそっとティッシュで涙をふく姿は母親ならではだ。

『あなたのやりたい事やりなさい』

『あたしのやりたい事?』

『やりたい事』
のり子は娘ヘのあだ名が優等生だという事が少し的をえていると思うだけにもっと女子高生らしく過ごしてほしいと考えた。

『あたしみたいにチアリーダー…フフ…』

『お母さん?』

『あなたらしく必要としてる人がいるはずよ』

頑張ってというエール、車内が少し和むように母親は頑張ってと娘の髪をなでた夕方。
父親に似たのかこういったざわざわとした雰囲気の店内に入りづらい事、月に数えるくらいしか行かない子には入るだけでも勇気すらいるだろう。
綾香はそんな感じなのだ。

あたしを必要としてる人が?
あ母さんそれは…。




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