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第6章 立ちはだかる………

あたしを必要としてる人？
彼女は最初に家族を思い安らいだ笑みを浮かべ、唯を思いランチや買い物等の遊ぶ事への返事をしなければとメールし、中川の事を思うと顔が浮かびときめいた。

勉強やってるかな〜…
あっと茶髪くんが家に行っての家庭教師そういえば返事まだしていない…
一度だけ会った事ある茶髪くんのお父さんお母さんなんだか怖いで家庭教師図書館とかあたしンちとかで誤魔化してる。
だって茶髪くんに対して厳しすぎると思うから、可哀想でせめてお弁当とか作ってあげるのがお母さんだと…

だからあたしはもしかしたら文句言ってしまいそうであたし自身気持ち把握できないような？

家庭教師…

宮川先輩の？
嫌なんだもん…

あなたのやりたい事…
お母さんあたし茶髪くんだけ心配なの…

テスト答案が前より２０点良くなっても丸めてゴミに捨てる理由が親にくだらない点数だと怒られるからってそんなの可哀想過ぎる…
あたしなら頑張ったねと頭を撫でてあげたいのに…
嘘みたいな本当の事、呆れるほど本当の話。

だからなんとかいてあげたいの…

綾香はそんな事を考えながら眠っていた。

そして彼女は怖くても中川の両親のいる家で茶髪くんの家庭教師をする事を決意するのだった。

『ありがとう！綾香先輩無理はするな、親父らは無視していいから』
学校で家庭教師を彼の自宅にてする事を心配するが綾香が側にあゆみ寄ったようで中川は嬉しく頭を軽く抱きしめるのだ。