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第6章 立ちはだかる………

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それから１ヶ月後に家庭教師の成果かミニテストがある度に点数が少しずつあがり始めたので綾香は自分の事のように喜んだ。

父親のサポートと綾香の理解力あってかテキストは奏したのか宮川は綾香ㇸまたもやテキストを作るよう学校の廊下で見かける度に命令し彼女はうんざりし、
受け答えに時間かせぎし度々授業のチャイムに救われ逃げるように教室に駆け込む。
そんな時中川が通りがかった時に彼女をかばおうと中川が宮川に反抗的な目を向ける。

『テキストなんか塾の講師に頼めばいいだろ』

そんな中川の言葉にまともな答えだとでもいうかのように顔を赤らめた宮川が中川のみぞおちをこぶしで殴る。

『ってえな』
中川が痛そうにみぞおちを押さえ悔しそうに相手を睨む。

そこへ先生が通りがかり゙宮川を見、中川を見る。
『宮川、今が大事な受験生だぞ、大声が聞こえたけど怪我していないか？』

『先生僕は大丈夫です』
宮川が優等生らしく姿勢をただし先生へと向き直る。

『お前か？上級生に声を張り上げるとか基本がなってない､何年何組だ？』
先生は中川を睨み名札を凝視する

『先生っあんまりです、中川くんはあたしをかばい…』
こぶしを握るも彼女は何も出来ない。

『綾香先輩俺こういうの慣れてるから』
中川は彼女に黙るように合図。

慣れてるからって茶髪くんあんまりよ…

宮川は先生と笑いながら談笑し振り返り中川と綾香を睨み歩いていく。

『１年中川素行が悪いと担任へ伝えておくから』
容赦無い先生の言葉に綾香は責任を感じた‥