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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第1章 成り行きのままに

…
……
………
―※―※―※―
時は過ぎ暑い夏がきて秋も過ぎ楓が言っていたように、夏の大会後ともなると3年生は部活を引退し受験に向けて勉強に力を入れ始めていた。
『慎吾ちゃん真面目にやらないと滑り止めの2高も受からないと思う』
『綾香はどこ受けんだ?』
『清陵と前園』
『清陵か、敵わねーよ。
でもバレーボール強いっていうし、候補に清陵いっとくか』
『またバレー?
慎吾ちゃんの頭はバレーしかないの?
清陵ってあたしでも頑張ってギリギリかもしれないのに慎吾ちゃんは…』
落ちてしまうという言葉を綾香は呑み込んだ。
『塾に行くのを拒否したら母ちゃんが勉強は綾香に教えてもらえ、ってさ。
しっかり頼むわ』
『清陵狙うなら慎吾ちゃんの場合小学校からやり直ししなきゃ途中わからなくなるわ』
『どうとでもしたら?補欠でも受かればいんだし』
『うちに使わなくなった小学校の問題集あるから明日持ってきてあげるわ』
『優しんだな、綾香つき合わねーか?』
そう言いながら慎吾はシャーペンをくるくるまわした。
『なん…』
まるでテレビのリモコンを取ってくれと言うように、告白という緊張感もないままに。
だが綾香は笑う必要なくないか?とかばってくれた事が嬉しく慎吾を知っていくのも悪くないと思えた。
『うん、つき合う』
そう答えていた。
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時は過ぎ暑い夏がきて秋も過ぎ楓が言っていたように、夏の大会後ともなると3年生は部活を引退し受験に向けて勉強に力を入れ始めていた。
『慎吾ちゃん真面目にやらないと滑り止めの2高も受からないと思う』
『綾香はどこ受けんだ?』
『清陵と前園』
『清陵か、敵わねーよ。
でもバレーボール強いっていうし、候補に清陵いっとくか』
『またバレー?
慎吾ちゃんの頭はバレーしかないの?
清陵ってあたしでも頑張ってギリギリかもしれないのに慎吾ちゃんは…』
落ちてしまうという言葉を綾香は呑み込んだ。
『塾に行くのを拒否したら母ちゃんが勉強は綾香に教えてもらえ、ってさ。
しっかり頼むわ』
『清陵狙うなら慎吾ちゃんの場合小学校からやり直ししなきゃ途中わからなくなるわ』
『どうとでもしたら?補欠でも受かればいんだし』
『うちに使わなくなった小学校の問題集あるから明日持ってきてあげるわ』
『優しんだな、綾香つき合わねーか?』
そう言いながら慎吾はシャーペンをくるくるまわした。
『なん…』
まるでテレビのリモコンを取ってくれと言うように、告白という緊張感もないままに。
だが綾香は笑う必要なくないか?とかばってくれた事が嬉しく慎吾を知っていくのも悪くないと思えた。
『うん、つき合う』
そう答えていた。

