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《リベンジ☆ラブ…恋になるまで…》
第7章 それぞれの日々の中で…
✿ ✿ ✿

土曜日の午前11時、森部家の台所。
勉強会も休憩という事で綾香と中川が彼女の部屋から1階のリビングに降りて来たとこ、のり子が作る海老グラタンが香ばしく焼けたチーズの匂いに中川と稜が美味しそうだと呟く。

『綾香先輩の家でする勉強が一番楽しみなんです、ここに来るとファミレスと同じくらいご飯のいい匂いで腹が鳴ります』
中川は言葉どうりにグウゥと鳴るお腹を触り恥ずかしそうに顔を赤らめるが、ここが居心地が良いという感じで笑顔になる。

『たくさん食べなさい』
そのセリフ稜とのり子の言葉は一緒で夫婦ならではのタイミングに2人顔を見合わせて微笑む。

『ファミレスだなんてお世辞がうまいのね、有り合わせの材料とかで作る普通のおかずよ』
とは言いつつ嬉しそうなのり子が稜と中川へ先にグラタンと野菜サラダ、コンソメスープを出していく。

『オムライスにカレー、この間は担々麺、モダン焼きっ、本当に旨いっす。俺稜さんや綾香先輩が羨ましい…』
本当にどれもこれも今までのご飯が旨いんだというようにメニューを言い、羨ましいというとこで感極まり語尾が小さくなる。

『遠く離れてるわけじゃないから家のご飯が食べたくなったらいつでも来なさい、遅くなればちゃんと僕が送ってあげるから』
だからうつむくなと励ます稜が向かいに座るように中川をみる。

『ありがとうございます…』
泣きそうなのか涙を指で拭う仕草をし椅子をひいて座る彼。

4人での食卓、テレビはついていてもお互いの話に笑い頷き中川は稜やのり子の仕事の話に興味を示し質問まで返す。

中川家の静かな食卓ではその場を離れたいばかりに惣菜を口に入れる作業だと言わんばかりの時間を思いかえすと、笑い、旨い旨いと大口で頬張り、スープを飲み、話しかけるという様がとても幸せだと感じる中川にとって大切な時間。

食べ物の話から最近作り始めたという玉子焼きにかわり、バニラアイスを食べた後に綾香の玉子焼きを実践する事になる。

卵、出汁を軽くかき混ぜ熱した玉子焼き用のフライパンに流し込む。
のり子のように上手く手際良くいかないにしろ四角く広がった表面は半々に火が通ってきた頃に端から小さく転がしてくが中川、稜、のり子が観ているので綾香は緊張からか歪みそして少し焦がしてしまう。

『お母さんみたいに上手くいかない、茶髪くんが観るから』
両方を睨みふてくされる。
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