この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
有翼神は翼無き女性を愛する~異世界の溺愛恋模様
第2章 目が覚めたらパラダイス

 贅沢ついでに、私は雲の端に座ってみた。穏やかな風に見晴らしのいい景色、それに雲の座り心地が凄く良いのよ。思わず眠ってしまいたくなるくらい、フワフワな真綿に包まれているような感じ。
 贅沢過ぎる風景を楽しんでいたら、向こうから黒い塊……うんん、大きな黒い翼を持った、ここで言うと悪魔が、私の居る雲に向かって飛んで来たのよ。

「え、えぇーー!?」

 驚く私をよそに、その悪魔は私の頭の上を滑空して着地。振り返って見れば、そこに立っているのは赤い髪をしたイケメンよ。ここの神様ってイケメンしか居ないわけ?

「へー、ルーキフェルのところに女が居るとはな、それもなかなか良い女じゃねぇか」
「な……なに?」

 ズカズカと私に近寄ってくるイケメン……じゃなかった悪魔に、私は立ち上がりその顔をまじまじと見てしまう。
 赤く燃えるような少し長い髪に、水晶を思わせる紫色の瞳、ルーキフェルと同じような長身で、昔の着飾った黒色の軍服みたいな服とマントを身に付けている。しかも超イケメンなのもルーキフェルと同じだよ。

「人間……では無さそうだな、では産まれたての神か? 俺様の名はティア、貴様はなんという?」
「永……エイミス」
「まだ誰のモンでもないんだろ? 俺様のところに来いよ嫁にしてやるぜ」
「…………はい!?」

 ティアと名乗ったこの悪魔、イケメンだけど超俺様思考じゃないの! ルーキフェルのほうが、もう少し節度があったわよ。悪魔も性格はさまざまだわ。

/61ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ