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有翼神は翼無き女性を愛する~異世界の溺愛恋模様
第3章 思慮深い悪魔ルーキフェル

「今度は足先から。大切な場所は最後だよ」
「ひゃあ! 指の間まで」
「全てに塗らないと意味がないんだから、もう少しの我慢だよエイミス」
「そんな場所いゃん」
足の指1本ずつ丁寧に擦り塗られ、私は堪らず逃げるように腰をくねらす。
だって、だって、足の指が凄く気持ちいいの、体が跳ねそうなほど感じるの。こんな場所ですら感じるなんて、私は初めて知った。
じっくりと足に香油を塗られた後、リャナンシーの手が内腿へと這い上がって来る。ここまでされれば私だって分かるよ、リャナンシーの指で感じているんだって、もう理解している。
「ん……はぁ」
「だいぶ緊張がほぐれたみたいだね、そのままボクの手に身を任せて。最後に一番重要なことをするからね」
「重要……あん」
「そう重要。神には不浄な毛は必要ないから、ここの毛を剃ってしまおうよ」
「ここって……剃られるの!?」
リャナンシーが指差したのは私の陰部、ここを剃られたら私は本当になに1つ隠せないじゃないのよ。これには、恥ずかしいから羞恥に変わる。私にだって羞恥心という言葉くらいあるんだよ。
「ここが終わったら、全身のうぶ毛も剃るからね。大丈夫、一度剃れば二度は生えないよ」
「そこ、問題が違うでしょう、ここを剃られたら私……」
「陰部に毛があるのは人間、なに1つなく美麗なのが神、凄く重要なことなんだエイミス」
そっちには重要かもしれないけど、私には重要じゃありません。第一大人で毛がないなんて、私から見ればもう変態に近い行為だよね。それを平気で言うなんて、本当にどんな世界なのよ。

