この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
有翼神は翼無き女性を愛する~異世界の溺愛恋模様
第3章 思慮深い悪魔ルーキフェル

 余計なことを考えているうちに、ルーキフェルの部屋に着いたみたい。この場所は散策していなかった神殿の一番奥にあたるところ、こんな場所にルーキフェルの部屋があったんだね。
 ルーキフェルが軽く扉に触れると、自動的に開く。だけど……。

「……黒」
「気に入らんか? 俺はこのほうがいい」

 室内はルーキフェルの髪を思わせるような漆黒。うんん、真っ暗でなにも見えない。でも、ルーキフェルが入った途端に、部屋のランプが1つ、また1つと灯っていく。
 部屋の全てが見えても、室内は黒、黒、黒! 全てを黒に塗り固めたような錯覚さえ感じてしまう。

「ここがルーキフェルの部屋」
「そうだ。俺らしいと思わんか?」
「他は白なのに、ここだけ黒だなんて……」
「悪魔には黒が相応しい。
見せかけだけなら白にも出来る、だが悪魔の本質は偽れん。黒く野心を持つのが悪魔の性質、それを部屋にしただけだ」
「……黒……」

 どうしても引っかかるの、本当にルーキフェルがそれを望んでいるのかって。でもこれは私の勘で、ルーキフェルが言うことのほうが正しいのかもしれない。なんだろうこのジレンマは、私はどうしちゃったのよ。

「……余裕だなエイミス」
「え……?」
「その姿でここに連れて来た、その意味を分かっているのか?」
「あ、私……」

 そう、裸のままルーキフェルに横抱きされているんだったよ。ということは、私は襲われるの? それは少し嫌だと思う、だってルーキフェルは繋がらないと言ったじゃない。

/61ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ