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有翼神は翼無き女性を愛する~異世界の溺愛恋模様
第3章 思慮深い悪魔ルーキフェル

 これが力を使えるようにしてくれるってこと。ルーキフェルと交われば私に力が流れ込む、そして私は力を使えるようになる。そんな仕組みらしい。
 でも、この熱さを抑える方法はないの? ドンドンと胸が熱くなって今にも破裂しそうなのに、ルーキフェルのキスは止まることを知らない。

「んん……はぁぁぁ」
「いい感じたエイミス、キスだけではなく他にも触れてやろうか?」
「……他? はぁん」
「触れられただろうリャナンシーに、同じことをしてやるよ」
「あん、やぁぁ」

 そっと乳房に触れられた途端体が震え、体中に悪寒みたいなものが駆け抜けた。
 でも、でも、リャナンシーの時で分かったの、これが快感だということが。
 これ以上されたら、私はどうなるの。それはまぁ、興味がない……そんなことはあり得ないから、本とかネットで見たことがあるよ。快感が高まれば絶頂に達する、だけど私はまだその絶頂を知らない。

 私が思っているうちに、ルーキフェルの手が大胆になり、両胸を鷲掴みにされてフニフニと揉まれている。私の胸が形が変わるほど揉まれ、ユラユラと上下に動くのを見せられるのが恥ずかしいのに、体は気持ちいいと私に訴えかけるのよ。

「あ、んふぅ」
「敏感だな。この様子なら媚薬効果は必要ないな」
「媚薬……効果? あぁん」
「妖精の瞳のように、悪魔は血や体液に媚薬効果を乗せることが出来る。
だがな、今の俺は一切使ってはいない。お前が感じているのは、お前自身の体から沸き起こる快感だ。
触れるだけで過敏に反応し快楽に囚われる体……悪くないな」

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