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第3章 思慮深い悪魔ルーキフェル

「それぇ、だめぇぇー」
「ダメじゃなく、いいと鳴け。感じてるのが丸分かりだぞエイミス」
「いゃ、んっふぅ」
「見ろ、ここがお前の感じる場所だ。いや、他にもあるだろうな」

　花芽を撫で回すルーキフェルの指がハッキリと見え、動かされるたびに私の体は麻酔のような恍惚感に満たされるの。それに……花芽からお腹に響く疼き。体の芯がジンジンしているような、なにかが足りないような不思議な感覚。
　先ほどイッたのとはまた別の甘い快感と、私には分からない物足りなさ。これが責められるということなのかな。

「ぁぁ、ルーキフェルの指が……」
「そうだ。俺の指がエイミスの感じる場所を責めているのが分かるだろう？
女は花芽責めが一番感じやすいが、こっちにも快楽のツボがある」
「あ……」

　花芽から指を離され、体が更に疼き出す。まるで私の体じゃないみたいに、下半身が疼くのを我慢しきれない。今みたいな刺激が欲しい、もっと責められてイッてしまいたい。私らしくない考えが頭を過るのを止められないの、どうしちゃったの私は。

「ルーキフェル……止めちゃいや……」
「心配するな、別の場所を探るだけだ。
それにしても、少し責めただけで凄い変わりようだな？」
「体が変なの。お腹の中がジンジンと痺れて、どうしていいのか私にも分からない」
「ほぅ、体は快楽を欲しがっているわけか、思った以上にエロいな」
「知らない、こんなの初めてだもの。私は私の体が分からなくなってる」
「体は快楽に耽りたいと言っているんだ。素直に快楽に従えエイミス、そうすればお前は性の悦びを知るだろう」