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有翼神は翼無き女性を愛する~異世界の溺愛恋模様
第4章 思案と困惑~ルーキフェルside

 姿を元に戻し別大陸へと飛び目指すのは、魔女の森と呼ばれる人間はあまり近寄らん、神と人間の中間をさ迷う魔女共が住む場所。
 力はあるが人間の範囲を越えるわけではなく、だが人間より遥かに寿命は長い。その独自性なのか、他の人間を排除する傾向がある面倒くさい連中だ。
 その面倒くささに目を瞑って来たのには理由がある。この場所にしかないものを借りるため、それ以外で関わりなぞ持つ気もない。

 降り立ったのは、魔女共の村がある麓。強引に侵入すれば、同じだけの力で跳ね返す手間な仕掛けのせいだ。

「毎回手間がかかる」

 また人間に姿を替え、力を完全に抑えてから村への山道を登る。普段は翼で移動するが、体力がないわけがないだろう。争いを好むのが悪魔、勿論俺もこの力と腕力で他の悪魔を叩き潰し……それは別にいい。

「相変わらず簡素な家だな。家と洞窟だけ、残りは自然と共存……馬鹿馬鹿しい」

 俺が向かっているのは洞窟、それと共に闇夜に光る多数の目。魔女たちが俺を警戒し、いつでも攻撃出来るように準備しているのを無視し、ただ洞窟に向かって歩く。

「初めから伝達すれば済むはずだが、あのババァじゃやらんだろうよ」

 洞窟に住む魔女は1人、この村の長として古くから生きているババァだ。勿論俺のことを知っていて、あえて止めないのがタチが悪い。……鴨が来たとでも思っているんだろうよ。
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