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ピアノ
第7章 変わらぬ思い
ピンポン、ピンポン……
部屋のベルを鳴らすと、ドアが開き、タオル地のガウンを着た幸一が立っていた。
彼の顔はステージで見せたまま、演奏会の緊張が縛り続けている。
中に入って啓子はコートを脱ぐ間もなく、幸一の胸に飛び込んだ。
「啓子」
「幸一さん」
かつて「先生」と呼んでいた幸一は、愛を込めて「啓子」と呼び、啓子も「幸一君」、「幸ちゃん」から「幸一さん」と変わっていた。
幸一が強い力で抱きしめると啓子は体の力が抜ける。体をまさぐられ、唇を合されると、啓子は股間が潤ってくる。
幸一がガウンの紐を解き、勃起したペニスが現れた。何も身に付けていない。啓子は幸一に身を任せ、服を脱がせてもらう。下着は淡いピンクのブラジャーとパンティ。
「似合う?」
啓子が少し首を傾けるようにして微笑むが、「そうだね」と一言発しただけで、幸一が啓子の下腹部に口づける。
いいの。幸一さんがそう言ってくれれば、それでいいの……
細身で胸も豊かではないが、幸一にとって啓子はいつでも輝いている女神。口づけは気に入ったサイン。
幸一はブラジャーとパンティを取って啓子を裸にすると、抱きしめてお尻を両手で揉みしだく。