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日曜日の産婦人科
第4章 日曜日の診察 3回目
ウィーンという、音と共に椅子は上がり、両腿を、乗せた台が左右に開く。
今日は何故かカーテンが閉められたままなので、真っ裸のままこの姿勢を取らされている恥ずかしさを少しは押さえることができる。

「治療の準備をしますので、そのまま少しお待ちください。」

眼を瞑って、深呼吸する。

???

視覚を封じると、聴覚が敏感になる。
。。。いつもと違う。
何かの気配がする。

気持ちがざわつき、焦り始めたところで、カーテン越しに貴方の声がかかる。

「今日は、貴女に少し協力していただきたいことがあります。私が教えている大学の研修です。もちろん、貴女の治療にも役立つことですから、安心してください。」

大学の、研修???

「カーテンを開けます。」

貴方のとは異なる、男の声。。。カーテンが開く。

私の目に飛び込んできた光景。
貴方と、白衣を着た若い男が三人。。。

「皆、私の教え子の医大生です。日曜日で大学が休みのため、よびました。実践的な研修をさせたいので、ご協力ください。」

ひっ。。。!

大学病院で出産した友人から、分娩時に研修医にぐるりと囲まれて子供を産んだ、という武勇伝を聞いたことがある。

陣痛に耐えて、いきんでいる最中はそんなことを気にするどころではないことは想像できる。

でも、私の場合は。。。

顔がひきつり、反射的に身体を閉じようとする。でも、内診用に固定された腿を動かすことは難しい。唯一、私に出来るのは下半身を覆っているバスタオルを握りしめることだけ。それもきっと、間もなく取り除かれていまう。

「では、始めます。上村君、準備して。」
「はい。」

名前を呼ばれた学生が、普段は貴方が立つ位置に移動する。

「日曜日の初診から二週間経ちますので、また、周りを綺麗にしましょう。始めて。」

学生がバスタオルをお腹のあたりまで捲りあげ、「失礼します。危ないので、じっとしていてください。」と、貴方と同じ注意を私に促し、剃毛を始める。

「見ないと見学にならないぞ。もっと近くへ来なさい。」

貴方に声をかけられ、残りの二人が剃刀を持った学生の左右に立つ。息子のような若い学生の前で、大股を広げ、毛を剃られている私。。。

泣き出しそうになるが、唇を噛みしめて、必死に耐える。
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