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日曜日の産婦人科
第4章 日曜日の診察 3回目
上村という学生は、慣れない作業に明らかに苦戦していて、貴方よりも皮膚を押さえる力が強い。その分、思わぬところに指が触れ、むず痒いような快感が身体を走る。

学生達は皆、医療用のマスクをしていて、表情をうかがうことはできない。だが、剃刀の先を凝視する眼から、欲望を帯びた熱を感じずにはいられない。その強すぎる三人の視線に、私は目が眩みそうになる。。

だいぶ時間を費やし、作業が終わる。
この行為だけで、既に愛液が滲み出てしまっている。

「随分濡れてしまいましたね。正確に内診できるよう、少し拭っておきましょう。木村君。」

右側にいた学生が、上村と位置を変わる。

「患者さんを拭いてあげなさい。わかるね。」
「はい。」

木村と呼ばれた学生が、マスクを外す。女の子のようなピンク色の唇が、彼の若さを物語っている。

まさか。。。
そのピンクの唇が、剃刀を当てられたばかりの私のそこに近付く。
じゅるっっ。。。

音をたてて、私の秘部を吸い上げる。
べろべろと全体を舐め回し、クリトリスを舌で弾き、膣の内部に舌を差し入れようとする。貴方のそれと全く違う、荒々しい愛撫。
普段なら、腰が引けてしまうような行為にも身体が応えてしまう自分が恨めしい。

あっ。あっ、あっ。。

私が感じていることを知りながらも、貴方は
たしなめるように、声をかける。

「木村君、もう少し、ゆっくり、柔らかく。そうだ。力をいれる必要はないから。」

貴方のアドバイスを受け入れ、木村の舌の動きが変わる。襞の内側をねっとりと這い、ちろちろとクリトリスをなぶる舌に、びくんびくんと反応してしまう。

「綺麗になりましたね。では、内診をしていきます。佐藤君、クスコの準備を。」

もう一人の学生が、いつもの金属を手にして、木村と呼ばれていた学生と場所を変わる。
「力を抜いてください。」という声を合図に、冷たい無機物が挿入される。

内部の肉が拡げられ、貴方は一人ひとりに奥まで見るよう指示する。この入口の部分が。。。とか、子宮頸部が。。。とか、子宮口の。。。など、貴方が学生に、何やら説明している声が遠くに聞こえる。

凝視られている。。。

あ、視線が痛い。。。

焼かれる。。焦げちゃう。。。焦げちゃう。

私は、痺れてしまい、貴方が何を言っているのか、ほとんど耳に入ってこない。
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