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日曜日の産婦人科
第2章 日曜日の診察 1回目
「綺麗になりました。触診しますので、力を抜いてください。」

貴方の指が、ゆっくりと私のひだの周囲に触れ、めくり、広げ、なぞる。包皮を押し上げられたクリトリスに、そっと指の腹が触れ、微かな圧が加えられる。。。
若い男に乱暴に弄られる感覚では味わったことのない、じわじわした快感が腰全体に広がり、私はぴくびくと腰を動かしてしまう。

「外陰部に問題はなさそうですね。あ、ここは大丈夫かな。。」

貴方は指をさらに下に滑らせ、固く閉じた肛門周辺をゆっくりと探っていく。私のそこは、行き場のない滴が流れ込んでいて、すでに濡れてしまっている。
その液を指で絡めとるようにして皺の一つひとつをなぞられると、私のそこは、獲物を捕らえるイソギンチャクのように、貴方の指を飲み込もうとひくひく開いてしまう。

「ここも、使ってましたね。では中も確認しておかないと。」

貴方は中指をじわじわとお尻の中に埋め込んでゆき、指の付け根までずっぽり沈みこませると、小さな輪を描くようにゆっくりと動かしていく。
お尻でしたがる若い男に触られていた時は、快感よりも違和感の方が強かったそこが、貴方の指には別の生き物のように反応し、柔らかくほぐされ、奥に奥にと誘うように蠢いてしまう。

グリグリと指を回しながら、貴方は
「ここも、心配はなさそうです。」と私に告げる。

私は水際の金魚のように、口をぱくぱくさせながら頷き、お尻の快感をやり過ごそうと努力する。。。

「では、中を診ます。少し冷たいものが入りますからね。力を抜いてください。」

いつもの内診と同じ言葉に続いて、クスコが挿入される。
いつもはカーテンの向こうで、行われる行為。今日は貴方が私に金属の器具を埋め込んでいく姿が、嫌でも見えてしまう。普段なら異物感しかないのに、たらたらと滴が溢れたそこは冷たい無機質の侵入をも、快感として受け入れてしまう。

クスコの両刃が、ゆっくり開く。

内側から、じわーっと拡げられ、貴方に奥の奥まで覗きこまれる。凝視られている。。。貴方の視線に、じりじりと焼かれるているような錯覚が、私のそこをさらに熱くする。。。

「炎症はしていませんが、少し粘膜が荒れているようです。潤いを補う薬を塗っておきましょう。」
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