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日曜日の産婦人科
第2章 日曜日の診察 1回目
「指だけでは物足りなさのそうですね。いつもは自分でする時、どうしているのですか?」

「... を、使ってます。。」
「何を?」
「... バイブです。」

蚊の鳴くような声で答える私に、貴方はそのまま続けるよう指示すると、一旦奥に移動し、棚から何かを手に戻ってくる。

「新品のバイブレーターです。殺菌処理してあります。これを使ってごらんなさい。」

貴方は自らスイッチを入れると、私にそれを握らせる。媚薬を塗り込まれ、刺激を与えられ続けた私のそこは、最後の刺激を求めて苦しげに
ひくひく蠢いている。

いきたい。。もう、こんな生殺しのような気持ちの良さ。。。耐えられない。。。

私は貴方に見られている恥ずかしさを忘れ、ブルブル震えるそれを、自分の一番感じる箇所に夢中で押し当てる。

痺れるような甘い疼きが腰の奥から沸きあがり、徐々に大きな波となって私を飲み込もうとする。。。

あっ、あっ、あ~、もうすぐ。。。来る、来る。
あ、いく。、いく。。、いっちゃう。
あ~~っ!!




私の呼吸が整うのを待って、貴方は私の指をゆっくりほどいてバイブを取り除く。私の局部をそっと拭き取ってカーテンを引き、声だけで私に指示を出す。

「今日はここまでにしましょう。来週の日曜日も同じ時間に診ますので、いらしてください。
それまで器具を用いた自慰と、セックスは禁止です。中途半端な行為は症状を悪化させますからね。身支度が整ったら、今日はこのままお帰りください。」

「。。。はい。。。」

電動の診察椅子がゆっくり動き、太腿は閉じられ、やっと床に足を着けられる。

まだ、足が震える。人前で初めて達したあそこも鈍い快感を引きずって、疼いている。。

私はのろのろとショーツを履き、乱れた髪と、衣服を整えると、診察室を出てそのままクリニックを後にする。

来週の日曜日。。私は、またここを訪れてしまうのだろうか。。。
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