この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
はじめてでドタバタな夜と、その後のこと
第4章 なぜこのタイミングで、コンビニに来ているのか?


 急降下しているテンションと同様に、身体の反応もまた顕著だ。

 それは、寺井も見守る中――。

「あれ……?」

 さっきまで直立していた僕のモノは、しおしおと力なくヘタリ込んでしまう。

 その様を備に観察して――。

「ああ――どんどん、萎んでゆくのね。まるで空気が抜けた風船みたい」

 そんなたとえ、しなくてもいいから……。

 寺井の無邪気な言葉が、僕の気分まで萎えさせていった。

「でもまた、大きくなるんだよね? どれくらい時間が必要なの?」

「し、しらないよ」

 僕は怒ったように、答える。あまりにもいつも通りな寺井の態度が、僕をイライラとさせた。

 どの道こうなってしまえば、もう続けるなんて無理。身体以上に気持ち的に無理だ。僕は恥ずかしさに耐え兼ね、早く一人になりたいと感じている。

 それなのに寺井は、どこまでもマイペースだ。

「じゃあ、シャワー貸してよ」

「え……?」

「だって、手はこんなだし。ついでに、身体も流したいから」

 そう話し両手を示す寺井にしても妙なテンションのためか、むき出しになったままの胸を隠そうともしてない。僅か付着していた液体が、右胸から谷間をゆっくりと伝っていた。

 そんな光景が、またよからぬ気分を呼び覚ますようだ。

「もちろん、いいけど……」

 そう答えると、寺井は立ち上がりバスルームへ向かう。

「……」

 シャワーを浴びたら、その後でどうする気だろう。そんなことを漠然と考えていると、バスルームの方から寺井が言った。

「じゃあ、私がシャワーしてる間に――――くれる」

「は?」

 今度はなにを言い出したものかと、僕は思わず自分の耳を疑うのだった。

/99ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ