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はじめてでドタバタな夜と、その後のこと
第6章 予期せぬオマケと、それからの日常とは?
「いいよね。一緒に入っても」
「ああ、うん……」
そう答えた僕に抱っこされるような体勢で、寺井は小柄な体をバスタブの中へ滑り込ませてきた。お湯がざざっと大量に流れ出していった。
否応なく、身体を密着させる二人。暫くそのまま、大学のことや趣味のことや他愛のないことを話していた。
普段と変わらないそれら会話が、余計に今の二人の状況を異質なものとして際立たせている。身体が十分に温まった僕は、そろそろ居心地の悪さを感じなければならなかった。
「じゃあ、そろそろ上がるね」
「そう?」
「だから、ちょと、どいてくれない」
「いいけど。でも、コレはこのままでいいの?」
「うっ……」
突然の感触に、思わず細い声を上げる。
寺井がお尻を僅か突き出すようにすると、既に反応しかけていた僕の肉棒がその間に挟まれてしまった格好。そのまま俄かに、寺井はお尻でぐりぐりと刺激してくる。
「ほぉら、立ってきてるけど」
「ちょ、ちょっと……」
「あはは。どうしよっか」
「どうするもなにも、そっちが無理でしょ」
互いにはじめての経験とはいっても、男と女ではその事後が全然違うはずだ。実際、寺井はかなり痛がってたし、それこそマンガではないのだから、二度目から感じまくるなんてあり得ないことだろう。