この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
はじめてでドタバタな夜と、その後のこと
第6章 予期せぬオマケと、それからの日常とは?


「イタタタ……」

 仰向けに寝そべる僕を、眼鏡をかけた寺井がじっと見下ろす。

「あのさ」

「え?」

「ホントは、私だって聞きたかったよ。アノ時の言葉」

「アノ時の……言葉?」

 僕がそう訊き返すと、寺井はとても不機嫌そうな顔をする。

「あっそ。やってしまえば、それまでなわけですか。結局は身体だけが、目当てだったと? へえ……よーく、わかりました」

 そのまま行ってしまおうとする脚に、僕は必死にしがみついた。そうした勢いのまま、今度は寺井を床の上に押し倒してしまう。

「痛ったいなあ! なんなの、もう!」

「ご、ごめん! でも、ちゃんと言うから、まだ帰らないでよ」

「忘れてたくせに」

「わ、忘れてないって……さっきは急で、それに寝ぼけてたし」

「で?」

 仰向けになった寺井が、下から真っ直ぐな眼差しを僕に向ける。

 そう、僕には寺井夏美に、ちゃんと伝えたい言葉がある。

 昨夜、エッチの前に伝えようとした言葉だった。

「じゃあ、ちゃんと聞いて」

「……」

/99ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ