この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
戦場に響く鈴の音
第12章 混乱
鈴に答える事を先延ばしにして、確認する。
鈴の腰に巻き付く襦袢の留め紐を指先で解く。
はらりと剥がれた襦袢の半身から鈴の裸体が半分だけ晒される。
まだ膨らみを知らぬ乳房…。
薄いピンク色の小ぶりな乳輪…。
その乳輪に指先で触れるだけで鈴は乳輪をギュッと縮ませて、乳輪の先にある乳首を固く尖らせる。
「はぁ…。」
半開きになる唇から漏れ出る熱い吐息は女子の声…。
一つづつ、確認をしながら俺の指先が鈴の身体をまさぐってく。
肋が透ける脇を通り、平らな腹を抜け、へその凹みを縦になぞる。
僅かだが、鈴の腰が畝り、股間の茂みが浮き上がる。
最近生えたばかりだと思われる薄い茂みは、鈴の大事な部分を隠す役目を果たしていない。
俺の指先は止まる事を知らぬように、その柔らかな茂みを縦に撫で降ろす。
漢なら、在るべき物が鈴にはない。
縦に入る筋を這う指先が柔らかな肉襞を分けて鈴の敏感な部分へと触れていく。
「ん…、くはぁ…。」
指先でパクリと押し広げられた花弁…。
その先で俺の愛撫を待ち構える小さな陰核…。
「随分と綺麗なクリトリスだな…。」
そっと陰核に触れただけで仔猫が俺の腕に爪を立てる。
「神路っ!」
「俺と居たいか?」
卑怯な聞き方だとわかってる。
俺は鈴の身体を縛り付けて妾になれと強要してる。
「鈴は…、神路の小性だ。」
唇から血が滲むほど強く噛む鈴がそう呟く。
鈴は俺の小性だ。
俺の寵愛の全てが鈴のものだと貪欲な鈴が俺の指先に自分のぼぼを押し付ける。
「エロガキが…。」
恐怖を快感に変えて俺にしがみつく鈴を愛おしいと思う。
鈴には俺しか居ないのだと必死に訴える幼子を突き放す事など出来はしない。