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戦場に響く鈴の音
第12章 混乱
「お望み通りに愛してやるよ…。」
妾として…。
愛玩小性として…。
俺は鈴だけを愛してやる。
鈴がそう望んだから…。
それが鈴にとって地獄のような生き様になろうと俺は鈴だけを愛してやると誓うしかない。
「神路…、もっと…。」
口付けを求めながら小さな身体を悶えさせる。
陰核を捉えた指先がヌルヌルと滑りながら鈴を愛撫する。
「ぅ…、あっ…あぁっ!」
身体をくねらせてアクメに到達しようとする鈴を焦らす為に愛撫を緩めれば、美しい顔が拗ねて歪み、小さな手が仕返しとばかりに俺の股間へと伸びて来る。
魔羅を掴む小さな手は漢の悦ばせ方をちゃんと知ってるのだと示すように器用に上下へと扱き出す。
梁間に仕込まれたテクニック…。
それが気に入らない俺は生意気だと鈴のクリトリスを指先で弾いて責め立てる。
「くはぁっ!」
小さな身体が弓なりに反り、魔羅を掴む手に力が籠る。
俺の手で悶える鈴に興奮する分だけ、鈴の手に感じさせられる魔羅に射精感が込み上げる。
例え、百戦錬磨の花魁だった胡蝶でも手だけで俺をイカせる術など持ち合わせてはいなかった。
「初潮も知らぬガキが…。」
自身の未熟さ故に湧き上がる苛立ちを、そのまま鈴にぶつけてしまう。
俺の言葉に戸惑う鈴の手が止まり、今にも死にそうな表情をする。
「神路は…、残酷だ。梁間よりも残酷だ。」
泣かせたい訳じゃないのに涙を浮かべて、そう呟く鈴の言葉が胸に突き刺さる。
「俺が梁間よりも酷い漢だと言うのか?」
「だって、神路は鈴をおかしくする。梁間は鈴に痛い事ばかりする人だった。だけど梁間は自分が気持ち良くなれば鈴に興味を失くして痛い事をしなくなる。けど…、神路は違うっ!」
女のくせに俺の胸ぐらを掴むようにして興奮する鈴が俺の胴体を跨いで乗って来る。