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戦場に響く鈴の音
第15章 陵辱
もしも彩里が弟と滅ぶ道を選んだとしても、俺としては神国の決定に逆らった逆賊として万里の弟達を直ぐ様に滅ぼし、笹川の領地を俺自身が手に入れた後に大河へと献上すれば良い。
そこまですれば、俺を黒崎と認めないなどという世迷いごとなど誰も言えなくなる。
どちらに転んでも蘇には有利であり、それが秀幸の描くシナリオだと思うだけで吐き気がする。
今のところ、俺が歩む神の路は秀幸が神として描いた路…。
自分を神だと過信する秀幸が、そんな俺の手網を握ろうと必死になればなるほど俺は秀幸を上回る策を考える必要がある。
今の俺は秀幸を上回るだけの力がなく、秀幸の思い通りになればなるほど鈴を泣かせちまう。
その苛立ちが抑え切れず、目の前の女にぶつける。
「さっさと決めろっ!」
彩里の首に掛かる手に力が篭れば、池の鯉の様に大きな口をパクパクさせながら涙を流す女が囁く。
「貴方…クボッ…の…子を…。」
首の手を緩めてやれば青ざめた顔をする彩里が大袈裟に咳き込む。
「だったら、大人しくしてろ。」
彩里の両の腕を壁に押さえ付けたまま、彩里の着物を剥ぎ取り、太い脚を開く。
晒された身体は正直なところ醜いとしか思えない。
乳牛のようにブヨブヨとして垂れ下がる大きな乳…。
腰の括れなど全くなく、股間は髪と同じ赤毛の剛毛がわしゃわしゃと生えてる。
「いやっ!それは…。」
ただでさえ萎える気分だというのに、往生際の悪い女の言葉に反吐が出そうだと思う。
彩里は既に17…。
自分が子を成す意味くらい理解をしてるのだから、ハスキーな声で騒がれても色気すら感じない。
「お前は、既に路を選んだんだよ。ガタガタと騒ぐのなら、今、切り捨てた上でその首だけを弟の元へ帰してやろうか?」
こんな女を孕ます為に、てめぇの魔羅を自分で慰めて勃てなければならないとか、屈辱だとしか思えない。