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戦場に響く鈴の音
第16章 意地
お互いが唯一、手に入れた存在だからと離れる事が出来ない。
だから、お互いが一つになりたいと願い、交合う事で2人の繋がりを維持しようとする。
「鈴…、挿れるぞ…。」
細いうなじに口付けを落とし、脚を開かせて尻の方から鈴の股間に魔羅を添える。
蕩けた膣は滑りを帯び、魔羅の先で軽く突くだけで鈴が亀頭をあっさりと飲み込んでしまう。
かなり、狭くてキツいぼぼだというのに俺の魔羅をゆっくりと奥まで飲み込む鈴は辛そうな表情など見せる事なく、寧ろ嬉しそうに熱い吐息を宙に吐く。
「はぁ…、神路で…鈴のお腹が…ふぁ…いっぱいになる…。」
息を吐きながら、俺に身を委ねるように背を預けて来る。
「痛くないか?」
「──ない…、ただ…奥に神路が当たると…、あぁ…。」
僅かでも俺が動けば鈴が身体を畝らせる。
俺の腹にピッタリと背中を押し付ける鈴が尻を軽く浮かせる。
ただ、ゆらりゆらりと腰を揺らすだけでうつ伏せたままの鈴が布団の端を握り締める。
「神…、くはぁっ!」
彩里の悲鳴なんぞ、気にも留める事がなかった漢が鈴の悲鳴に近い喘ぎ声を聞くだけで動けなくなっちまう。
「鈴…、もしも…辛いなら…。」
鈴はまだ漢を受け入れられる歳ではない。
昼間も鈴は1人で苦痛に耐えて気を失った。
鈴に無理をさせるつもりも無ければ、無茶をさせるつもりも無い俺は鈴が壊れるのが怖くて尻込みする。
「辛くない…、辛くなんかない…、お腹の奥がジンジンして…とても熱くて変になりそうなの…。」
ヒクヒクと身体を震わせる鈴が必死に訴える。
「鈴…、無理は…。」
「───してないっ!イッて…、鈴の中で…、神路は鈴が一番気持ちいいって言って…。」
それは切ない訴えだった。