この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
戦場に響く鈴の音
第17章 自慰
大人しく俺の魔羅を咥え直して勃起させようと躍起になる。
「もう、いい…。さっさと足を開いて挿れろ。」
彩里の愛撫じゃ、完全には勃たない。
時間の無駄だと彩里を急かせば、彩里は嫌そうな表情のまま自分の着物を脱ぎ捨てて俺の上へと跨る。
「これを挿れれば…。」
「挿れて腰を振って扱く。俺が子種を射精すりゃ終わり…。簡単な事だろ?」
「ええ、簡単な事ですわ。」
可愛げのない彩里はキッとキツい顔を引き締めて俺を見る。
まるで戦場に出る兵士の様な表情だ。
全く濡れもしないガサガサの膣の中へと俺の魔羅が押し込められても痛いだけで嫌になる。
しかも、相変わらずのガバガバだ。
「お前、少しも濡れてないから痛いだけだな…。」
俺の上で彩里が腰を振ろうとジタバタする度に痛みが増すだけの状況に悪態を吐く。
「濡れてないですか?」
漢と女の交合い方は知ってる彩里だが、その意味までもは理解をしていない。
花街の遊女とは違い、女の身体がどう漢に反応すべきかまでを姫君である彩里は知らない。
「お前の身体が濡れてないと男は痛いだけなんだよ。」
「でも…、どうすれば…。」
こんな時だけ、しおらしく狼狽えやがる。
仕方がなく、彩里の手を掴んで彩里の股間にあてがってやる。
パンッ!
と音がして俺の手を彩里が跳ね除けるように引張叩く。
「何…、すんだよ…。」
「こんな…、はしたない事…。」
「何が?」
「ここは汚れている。」
自分の股間を触るなど、汚い行為だと彩里が怒りを見せる。
「自分の身体だろ?その汚いところを俺に触れと言うつもりか?俺の小姓はそこを悦んで俺に舐めさせるけどな。」
怒りを顕にしていた彩里の表情が驚きへと変化する。