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戦場に響く鈴の音
第22章 初夜
彩里の為に打ち上げられた花火一つで鈴の様な扱いを受ける子供が何人助かるのか?
花火に使われる火薬で作られた武器の場合、戦場では俺の様な人間が何人殺されるのか?
彩里と話すだけで気が変になりそうになる。
こんな女子や、女子の言いなりで花火を打ち上げる様な大城主など皆殺しにするべきだと、俺の中で鬼が囁く。
「神路様…?」
「今宵は…、疲れた。」
「そんなの…、私は認めませんわ。」
彩里が自分の着物の帯を解き、俺の帯へ手を伸ばす。
「その気になんかなんねえよ…。」
「言ったはず…、今宵は初夜…、これを済まさぬ限り、神路様は何処にも行けません。」
勝手にしやがれ…。
開き直り、椅子に座ったまま彩里の好きにさせる。
今すぐにでも切り捨ててしまいたい女子が俺の魔羅を握り、魔女のように笑う。
「嫌よ嫌よと言いながらも神路様は必ず私の中へ子種を出してくれる。黒崎の子を産むのは妻である私なのだとちゃんとわかってらっしゃるからだわ。神路様の妻は私…、あんな痩せっぽっちの妾など神路様が気になさる事などありませぬわ。」
彩里がベッタリとした舌を執拗に魔羅に絡ませて、無理矢理にでも勃起させる。
肌蹴る着物の中へ自分の手を差し入れ、自慰でぼぼを濡らす。
俺の言い付けは守る妻…。
それでも彩里を愛おしいと思う気持ちは全く湧いて来ない。
「あぁ…、神路様…。」
勃起すれば、彩里が勝手に俺の上に跨り膣に魔羅を押し込める。
「信じてますわ…、今は愛してくれなくとも…、いつかは神路様は私のところへ帰るようになると…。」
腰を揺らし、自分が感じたいように快感を得る彩里が笑う。