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戦場に響く鈴の音
第24章 演奏
小さな手が俺の顔へと伸びて来たと思えば、俺を黙らせる為だけに鈴が口付けをする。
「本当にはしたない姫様だな…。」
「黙れ…。」
「はいはい…、姫様には逆らいませぬ。」
鈴の気が済むようにしてやる。
何度も口付けをする鈴が俺の着物の合わせに手を入れて、股間の辺りを撫で始める。
「夕べは…、してくれなかった。」
口を尖らせた鈴が呟く。
毎日は無理だろうと俺が苦笑いをすれば
「春には戦に出るのだろう?ならば今だけは鈴の事だけを見て欲しい。」
と鈴が泣きそうな表情で俺を見る。
「鈴だけを見てるよ。」
「嘘だ。雪南ともおっ父とも…、茂吉ですら神路とは戦の話ばかりしてるではないか。」
「知ってたのか?」
「知らぬ。鈴にわかるのは戦の事を考える神路は鈴を見なくなるという事だけだ。」
俺の首筋に口付けをする鈴が悲しげに囁く。
「わかってる。鈴の事だけを想うと約束する。」
「でも、神路は嘘吐きだからな…。」
信用されていない。
鈴が俺の着物の帯を解き、自分の着物の裾を捲る。
「来て…。」
両手を広げ、俺に抱けと命ずる女…。
饅頭一つで笑顔になれる女…。
俺の言葉一つですぐに傷付く女…。
それが鈴という女だ。
そんな鈴を満足させる為だけに抱いてやる。
「何もしてないのに…、もう濡れてるのか?」
魔羅に触れる鈴のぼぼから滑りを感じる。
「神路が触れるから…。」
鈴の体温が一気に上がれば、溶け出した愛液が滴り落ちる。
「挿れて、好きに動け…。」
俺が主だ。
鈴に命ずるのは俺だと言い聞かせれば、小さな手が俺の魔羅を掴み未熟な体内へと押し込める。