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官能小説 朗読します!
第4章 人妻 玲子の白日夢 4
1通の感想メールに目が留まる。
「玲子さん。いつも楽しみに朗読を聞いてます。僕、貴女の声、知ってます。 海ーカイー」
え?どういう意味?
背中がゾクッとする。
私の声を、知ってるって?
慌てて差出人を確認するが、アドレス表記のない匿名扱いのメールだった。もちろん、海、カイという名前にも心あたりはない。
私の声を知っている人物。
家族以外は、職場の人間くらいしか思いつかない。
私の職場は大学受験予備校。そこでチューターという職種の契約社員をしている。簡単に言うと、予備校生の担任のような仕事。出席管理、面談、勉強のはっぱかけ、個別の指導等々、大教室の授業以外は何でもやらされる。男性職員も多い。
でも......、あり得ない。
仮に、私の朗読が流れるあのサイトを職場の人間が見ていたとしても、名前も違うし、若干声も変えている。第一、おばさん職員の私は男性職員からすると全く興味の対象外だということが、仕事をしていてよくわかる。
サイトの官能小説と、実際の私と結びつける要因は何もない。
ちょっとした悪戯ね、きっと。
私は気を取り直して、次の作品を録音する。
「玲子さん。いつも楽しみに朗読を聞いてます。僕、貴女の声、知ってます。 海ーカイー」
え?どういう意味?
背中がゾクッとする。
私の声を、知ってるって?
慌てて差出人を確認するが、アドレス表記のない匿名扱いのメールだった。もちろん、海、カイという名前にも心あたりはない。
私の声を知っている人物。
家族以外は、職場の人間くらいしか思いつかない。
私の職場は大学受験予備校。そこでチューターという職種の契約社員をしている。簡単に言うと、予備校生の担任のような仕事。出席管理、面談、勉強のはっぱかけ、個別の指導等々、大教室の授業以外は何でもやらされる。男性職員も多い。
でも......、あり得ない。
仮に、私の朗読が流れるあのサイトを職場の人間が見ていたとしても、名前も違うし、若干声も変えている。第一、おばさん職員の私は男性職員からすると全く興味の対象外だということが、仕事をしていてよくわかる。
サイトの官能小説と、実際の私と結びつける要因は何もない。
ちょっとした悪戯ね、きっと。
私は気を取り直して、次の作品を録音する。