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いたいけな密室〜二人の処女の調教記録〜
第2章 誘い込まれた少女たち
リツカの小説なら、このまま一番奥の部屋に連れ込まれて、二人ともレイプされてしまうところだ。
ゾクリとしつつ、美奈緒は妄想を追い払う。
そんなの、現実にあるわけないし、あったら困る。
どこかからかすかにシャワーのような水音が響いていた。
ふわりと漂う花の香りは、バスオイルのものだろうか。
(女優さんか誰かがいるのかな...)
そんな事に気を取られながら、美奈緒は桐生と詠美の後を追い、いくつ目かの扉をくぐり抜けた。
「ここだよ」
目的地だ、と言われ、足を止める。
そこはやけに薄暗い部屋だった。
各所に置かれた間接照明が、ぼんやりと部屋の調度品を照らし出している。
壁に埋め込まれた大きなモニター。
同じく、壁に埋め込まれた鏡。
床に敷かれた絨毯と、黒いマットレス。
そして部屋の中央には、白いカバーをかけられたベッドが二つ。
おそらくどちらもキングサイズで、この部屋の主だとばかりに堂々とした存在感を放っている。