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第2章 誘い込まれた少女たち

「さあ、こっちだよ二人とも」

桐生は混乱して何も考えられない美奈緒の肩を抱き、ベッドへ連れて行くと座るように促した。

詠美も強引に高崎に腕を引かれ、美奈緒の隣りに腰を下ろす。

寄り添って震える少女たちの両隣りに、男たちが腰を下ろした。

美奈緒の隣りには桐生、詠美の横には高崎がぴたりと張り付く。

(逃げられない...)

「まずは、うちの看板女優たちの仕事ぶりを見せようか」

桐生がリモコンを操作し、暗かったモニターに映像が映し出される。

画面に現れたのは、紺のブレザーを着た女の子だった。

美奈緒たちと同じ年頃の、サラサラの長い髪をした、かなりの美少女だ。

場所はどこかのホテルだろうか。

少女はしばらくカメラに向かって笑顔を振りまいてから、おもむろに傍らのベッドに身を横たえた。

そこに男が現れ、制服の上から少女の身体をまさぐり始める。