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第2章 誘い込まれた少女たち

「まあ、今出てきた三人の中で今も在籍してるのは一人だけなんだけどね。うちも人手不足で、だから君たちが来てくれるならホントに大歓迎なんだよ」

「あ...あの...私たち、ここのこと、普通の芸能事務所としか...聞いてなくて...」

絞り出すように美奈緒は訴えた。

画面の中の少女たちが行っているのは、どう考えたって普通の芸能人の仕事ではない。

彼女たちがしているのは、どう見たって...セックスだ。

「芸能事務所？」

美奈緒の言葉に、桐生はポカンとした顔をした。

「ああ...江藤さんには言ったと思ったけど、うまく伝わってなかったのかな？
うちはね、インディーズのアダルトビデオ制作会社だよ。自分のとこの女優使って撮って、独自ルートで販売してる。未成年ものがほとんどだから、とても正規のルートには載らないね」

「アダルト...ってことは、AV女優のスカウトだったってこと...？」

「そうだよ。なんだい、わかってなかったのか」