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いたいけな密室〜二人の処女の調教記録〜
第2章 誘い込まれた少女たち
美奈緒と中学時代からの親友の若梅詠美は、小柄で童顔で、栗色の長い髪も綺麗な、ちょっと小動物のような雰囲気のあるかわいらしい少女だ。
けれど、リツカが持つ華とは比べようもなく、そもそも本人が目立つことをあまり好まない大人しい性格だった。
美奈緒の方は、あごのラインで切りそろえた黒髪と整った目鼻立ちが「お人形さんみたいにキレイ」と評されることもあるが、詠美よりもさらに大人しく引っ込み思案だ。
二人が出すオーラはあまりにも地味で、とても芸能事務所に推薦してもらえるようなキャラではない、と少なくとも本人たちは思っている。
「何でって、あんたたち私の後輩の中ではトップクラスにかわいいもの。男子人気も高いし」
「ええ?誰かと間違えてるんじゃ...」
「えー?ホントに自覚ないの?もぉ、こんな地味な部活で暗い小説書いて下ばっかり見てるから周りの視線に気づかないのよぉ」
自分だってこんな地味な部活で小説ばかり書いているくせにそんな事を言って、リツカは二人の肩を抱いた。