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いたいけな密室〜二人の処女の調教記録〜
第4章 あどけない花は散り
(詠美…?)

美奈緒は桐生の背中に隠れた向こう側を見ようと身体をずらす。

男に抱えられた足の持ち主はやはり詠美だった。

ベッドの上に裸で仰向けになった詠美が、長い栗色の髪をシーツに乱してすすり泣いている。

彼女の頭の向こうには先程まで美奈緒をなぶっていたあの若い男ーーー高崎がいて、詠美の両腕をベッドに押さえ付けていた。

「ほらどうだ詠美。これが男の味だよ。よくわかるだろう?」

言いながら桐生が腰を揺らす。

パン、パン、と音がする。

パン、パン、の音に合わせて詠美の裸の身体が揺れる。

揺れる度に詠美のすすり泣きに「うっ、うっ」と呻きが混じる。

(え…え…?)

目の前の光景を上手く理解出来ずに呆然としていた美奈緒は、そこでようやく、パン、パン、というその音が桐生と詠美の肌がぶつかり合うことで発されている音だということに気付いた。

肌、そう、男の裸の下半身と、詠美の裸の下半身とがぶつかり合う音。

それはつまり…。

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