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JCは僕にはちょっと刺激が強すぎたエロ夏
第1章 中1ミヨ①エロ誘い
「おにいッ!こっち、見んなよッ?話しかけんなよッ?」
妹が、大声でがさつに叫んだ。
へいへい。
妹とその友人のようなその女子は、居間のちゃぶ台の向こう側で、二人だけの世界に入った。

さて、女子とみれば色目を送るという不治の病に取りつかれている僕が、この女子をこのまま放置するわけもなく。
ただ、今までのこの色目送り作戦は、成功率はあまり良くなくて。同じ年代の女子大生だと100人中10人くらいは反応してくるが、女子高生だと5人くらい、女子小学生だと1人いるかどうか。
なお、女子中学生については、統計がない。そもそも女子中学生と知り合う機会がほとんどなくて。妹も友人たちとは外で会うのが普通で。こういうふうに自宅に連れてきたのは、初めてであった。
あ、一言いうと、僕は基本、ナンパはしない。色目を送る女子は、ほとんどがすでに知り合っている間柄である。ナンパ(つまり知り合っていない段階で色目を送ること)をしたことは何度かあるが、成功率はゼロだった。

妹の友だち女子は、中1。ちょっと幼いような気がするんで、成功率は期待できないだろう。
しかし、僕は、敢行した。

まず、その女子の頭の後ろに視線を送る。そこに集中して視線を送る。
人間というのは、頭の後ろにも目があるらしくて、こうするとたいがいの人は気がついて振り向くのだ。
その女子は、けっこう髪が長くて、それを頭の上で結んでちょんまげみたいなポニーテールにしていた。そのポニテをじいーっと見つめる。

その女子が、ふっと気づいたような表情を見せた。
『よし!』
そして、その女子は、後ろに振り返った。
『よしよし!』
その女子が、僕を見た。
僕は、表情を変えずに、その女子の目に視線を合わせた。

その女子は、次の瞬間、ニタ~と微笑んだ。そして、ニヤニヤ、ニヤニヤと僕をめちゃくちゃに見てきた。
『落ちた』
意外と簡単に落とせた。

(僕は、この女子が居間に入った瞬間、僕を見て、ひとめぼれしたことに気づいていなかった)
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