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泥だらけのお姫様
第7章 それはまるで儚いシャボン玉
「美愛ちゃん、よくできました。……いっぱい、出たね」
「み、見すぎです……」
「いや~何年たっても不思議だなって。こんな美愛さんの姿見れるのは俺だけの特権で、弱いところを見せてくれるって嬉しいなって。ほら、お風呂入ろ。今日は……する?」
将さんはオムツを丸めてビニール袋につめてゴミ箱に捨てる。そして、私の手を引いてお風呂に連れていってくれる。
「もう、そんなにずっとぎゅーされてると洗えないよ?」
その言葉に私は離れる。いつまでも変わらない気持ち。温かなシャワーの水音。と思った瞬間に血が足元を伝う。
「あーあ……なっちゃった。タイミング悪い……。ごめんね」
「いいよ、いいよ。仕方ない。今日は上がったら、ゆっくり映画でも見よう」
「ありがとう。でも、なんか悪いから将さん、イカせてあげるね」
私は将さんの硬くなったものを咥える。本当は得意じゃない。どちらかといえばこの行為は苦手だけど、好きな人のためなら頑張れる。
「美愛さんっ……」
舌を這わせて、その荒い呼吸に……目眩がして、唇を離した。その直後、彼に抱き抱えられる。
「もお、無理しないで下さい」
「だって、気持ちよくなって欲しかったんですもん」
「ありがとうございます。じゃあ、その……見てて下さい。俺の……オナニー」
恥ずかしそうに自分の手で自分のモノを扱う将さん。
「はぁっ……はぁ……」
先ほど随分と感じていたのだろうか。すぐに白濁とした液体が跳び跳ねた。
「あぁっ……」
「気持ち……良かったですか?」
「見られてたからすぐイッちゃった」
恥ずかしそうにする将さんの頭をくしゃくしゃっと撫でて、お互いに自分の体を洗って、私は先に上がり、将さんは少しだけ湯船に浸かっていた。
洗いっこをする時もあるけれど、そしたら、お互いに感じてしまうから……。しない時もあるとはいえ、本音は、本当はずっと繋がっていたい。生理という女性特有の現象が煩わしかった。一度、その時にしてもいいよ、したいって言った時もあるが、女の子の体は大事だからと……あぁ、こういう優しいところが本当に好きなんだなあって思った。ベッドで抱き合っている時、硬くなっているのを我慢している姿も可愛くて愛おしかった思い出だ。