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泥だらけのお姫様
第8章 泥だらけのお姫様

「分かった……分かった……からっ! 最後に私を抱いて、私を見て……目に焼き付けて……もう二度と不倫なんてしない。愛してるのは……奥さん以外では私だったって本気で好きだったのはっ……ひっく……」
「ごめんね、ごめん……。もう、絶対にしないから。もし、俺が一人になったら、迎えに行くのは美愛ちゃんだから」
最後の別れの言葉は他の人が聞いたら絶対おかしな言葉で、だけどこれほどまでに愛されていた。そう思うと幸せで……。
「大好き……。離ればなれになっても忘れない。最後にたくさん……私の中に刻んで。あなたの全てをちょうだい。そのままのあなたを」
初めて抱き合ったあの日のようにお風呂にも入らず、私達は抱き合う。やっぱり将さんの手は舌は……相変わらず硝子細工にでも触れるように優しくて……
「はぁっ……んっ……」
とめどなく溢れる呼び水はとまることを知らなくて、まるで崩壊した蛇口のようだ。
「美愛ちゃん、すごっ……」
何度も私は腰をそらせた。
「ごめんね、ごめん……。もう、絶対にしないから。もし、俺が一人になったら、迎えに行くのは美愛ちゃんだから」
最後の別れの言葉は他の人が聞いたら絶対おかしな言葉で、だけどこれほどまでに愛されていた。そう思うと幸せで……。
「大好き……。離ればなれになっても忘れない。最後にたくさん……私の中に刻んで。あなたの全てをちょうだい。そのままのあなたを」
初めて抱き合ったあの日のようにお風呂にも入らず、私達は抱き合う。やっぱり将さんの手は舌は……相変わらず硝子細工にでも触れるように優しくて……
「はぁっ……んっ……」
とめどなく溢れる呼び水はとまることを知らなくて、まるで崩壊した蛇口のようだ。
「美愛ちゃん、すごっ……」
何度も私は腰をそらせた。

