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泥だらけのお姫様
第8章 泥だらけのお姫様
「ねぇ、将さん……最後のお願い……聞いて?」
「何? ……って、ちょっとうわああ、汚いよ」
そのままピンクのショーツを履いた私に驚く将さん。私は将さんの手を引いてお風呂に連れていく。
「今日はさ……急だったから、オムツ持ってきてないからさ……けど、やっぱり最後は優しいお兄ちゃんみたいにさ……最後の最後までいい想い出で別れたいの。変で……ごめんね……将さんもつらいのに最後まで、わがままで、ごめんね……ごめっ……」
ふわっと頭を撫でられて、
「もういいよ。分かったから。我慢してると体に悪いからさ、出しちゃいな、かわいい美愛ちゃん」
私が何をしたいのか理解をしてくれて。でも早く出すと終わってしまうような気がして。あぁ、最後なんだ、そう思うとやっぱり頬を伝うものはとめられなくて。
「ほらっ、美愛ちゃん、しーしーは?」
「好きっ……大好きなのぉ……」
「分かったから。俺も……美愛ちゃんのこと本当……好きっ……」
そう言うと将さんも私につられて涙を流して。下腹部を撫でながら、パンティーの上から手を這わせて、上下に小刻みに震わせて……。
「あぁっ……」
じょわぁあ……ぽたぽたっ。
流れていく。鼻につくアンモニア臭。でも今はこのにおいでさえ愛おしくて……。最後まで私を受け入れてくれた。
「あぁん……将さんっ、何し……汚っ……」
「忘れないようにするんだ。どうしようもない美愛ちゃんのこと。つらくてももう誰にも溺れないから」