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『Room 』
第10章 旅行
「…もうそろそろかな。」
どれぐらい経っただろうか、ポツリと茜が呟いた。
『なにがだ?』
「!!!!」
突然の声に全員がドアに注目する。
俺は立ち上がり、ゆっくりとドアを開けた。
そこには、腕を組んで壁にもたれ掛かり妖艶に微笑む洋平がいた。
「ヨーヘイか?」
『俺を待っていたんだろう?』
メンバーはその洋平の豹変ぶりに絶句している。
ヨーヘイは部屋を見渡すと俺に目を向ける。
『洋介。どういうことだ?』
低い声が更に低く響き、俺の心臓が跳ね上がる。
『茜。お前まで何をしている?』
「あ…ぁ…ごめ…」
ヨーヘイが現れてから、茜の様子も豹変した。
小刻みに震え、涙目になっている。
「お、おい。お前、洋平か?」
いち早く硬直が解けた政弘がヨーヘイに向かっていく。
『ああ。』
驚愕の表情のまま政弘はヨーヘイの様子を伺っている。
「…たしかに、洋平そのままだな。」
どれぐらい経っただろうか、ポツリと茜が呟いた。
『なにがだ?』
「!!!!」
突然の声に全員がドアに注目する。
俺は立ち上がり、ゆっくりとドアを開けた。
そこには、腕を組んで壁にもたれ掛かり妖艶に微笑む洋平がいた。
「ヨーヘイか?」
『俺を待っていたんだろう?』
メンバーはその洋平の豹変ぶりに絶句している。
ヨーヘイは部屋を見渡すと俺に目を向ける。
『洋介。どういうことだ?』
低い声が更に低く響き、俺の心臓が跳ね上がる。
『茜。お前まで何をしている?』
「あ…ぁ…ごめ…」
ヨーヘイが現れてから、茜の様子も豹変した。
小刻みに震え、涙目になっている。
「お、おい。お前、洋平か?」
いち早く硬直が解けた政弘がヨーヘイに向かっていく。
『ああ。』
驚愕の表情のまま政弘はヨーヘイの様子を伺っている。
「…たしかに、洋平そのままだな。」