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『Room 』
第3章 勧誘
承諾した二人が芝浦に着いていくと、あのマンションに入っていった。

朋の住む高級マンションだ。

二人は困惑した。

「ここ…」

洋平が狼狽している。

「わたしの家だよ。」

にこやかにそう言うと、部屋の番号を押す。

!!!

それを見て、二人は顔を見合わせて驚いた。

―マジかよ…。隣って…

そう、芝浦の家は朋の部屋の隣。今まで会わなかったのが不思議だ。

朋も何も言っていなかった。

「家と言っても、此方には滅多に来ないけどね。」

芝浦は、もうひとつ家が有るようだ。

二人は連れられて芝浦の部屋へ上がる。

部屋の造りは朋の部屋と変わらないが、家具やインテリア等はシックな色に統一されており大人の香りを漂わせていた。

「さぁ、寛いでくれ。」

相変わらず、にこやかにソファを進める芝浦に困惑しながらも二人は大人しく座った。

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