この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
『Room 』
第6章 遭遇
『洋介』
呼ばれた洋介はヨーヘイに近づく。
目線はみどりに置きつつヨーヘイは気付いた事を、洋介に伝える。
『アレは芝浦に惚れている。
多分ここへ来たのもそれが原因だろうな。』
「な…。」
驚きはしたが、面倒そうに顔を歪める。
「はあ…わかった。」
洋介は適当に誤魔化して帰ろうと思った。
『まぁ、待て。芝浦が「代わる何か」と言ったろう?
なら、みどりの願いを叶えてやれば…』
「代わる何か…か」
二人で口角を上げる。
利用されっぱなしも癪にさわる。それに、洋平はこの【Room】に参加するのは、本意ではない。
ヨーヘイの事を隠すという弱みを餌に洋介に説得されたに過ぎない。
現在、ここに居るのは弱みを握られたヨーヘイと洋介。
やり返す役者が揃っている。
みどりという恰好の獲物が自らこちらに飛び込んできた訳だ。
呼ばれた洋介はヨーヘイに近づく。
目線はみどりに置きつつヨーヘイは気付いた事を、洋介に伝える。
『アレは芝浦に惚れている。
多分ここへ来たのもそれが原因だろうな。』
「な…。」
驚きはしたが、面倒そうに顔を歪める。
「はあ…わかった。」
洋介は適当に誤魔化して帰ろうと思った。
『まぁ、待て。芝浦が「代わる何か」と言ったろう?
なら、みどりの願いを叶えてやれば…』
「代わる何か…か」
二人で口角を上げる。
利用されっぱなしも癪にさわる。それに、洋平はこの【Room】に参加するのは、本意ではない。
ヨーヘイの事を隠すという弱みを餌に洋介に説得されたに過ぎない。
現在、ここに居るのは弱みを握られたヨーヘイと洋介。
やり返す役者が揃っている。
みどりという恰好の獲物が自らこちらに飛び込んできた訳だ。