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狼に囚われた姫君の閨房録
第8章 座敷牢
雷鳴を聴きながら、私はウトウトとしていた。いつのまにか、布団がかけられている。
寒気がするのに、体が熱い。鳥肌が立つ。熱が出てきたのか?
「兄上…さま…」
思わず、口をついて出た言葉。私、誰を呼んでいるのだろう?
一兄上様? 総司兄上さま?それとも……
誰でもいい。だれか、来て。
寒さに震える体を抱きしめ、私は布団に潜り込む。
「すみれ……」
抑揚のない声がしたと思ったら、布団越しに背中をさすられた。
布団の中に、温かいものが入れられた。これは、湯たんぽ?
無骨な手に、頭を撫でられた。
「……兄上様」
目を開けると、一兄上様がいた。総司兄上さまも一緒である。
「熱があるんだってね。看病にきたよ」
言いながら、総司が私の額に冷たい手拭いをのせる。
「紐は解いたから、心配しなくていいよ。この熱じゃ、どこへも行けないしね」
「にら雑炊を作ったが、食欲はあるか?」
枕元に土鍋が置いてある。私が起きようとすると、
「そのままでかまわん」
一はお碗によそった雑炊を息を吹いて冷ましながら、私の口元に木の蓮華で運んだ。私が口を開けると、一は舌が火傷しないように気をつけて食べさせてくれた。
「おいしい……」
口の中に広がる温かさとおいしさ。私は小さく笑った。
「薬は飲むよね?」
総司は小袋を手に布団に潜り込んだ。
何をするのかと思ったら、私の脚は左右に広げられた。花びらをめくられ、泉に異物が入れられた。そのまま、奥に押し込まれる。
「ひゃっ……何を……兄上様?」
私は反射的に脚を閉じたが、よけいこじ開けられることになった。
「薬を飲ませるだけだよ。じっとしてて」
総司は雫で満ちた泉で、薬を溶かすようにかき混ぜた。
「この方が効くんだって」
「あん……いやぁ……らめぇ!かき混ぜちゃ……やだぁ〜」
悲鳴を上げる私に構わず、総司は玉状のそれを泉にひたして溶かしていく。強い薬なのか、少しずつ私の全身から力が抜けた。
「そのまま、雑炊を食べてなよ。僕は丸薬を溶かすから」
総司は私の秘部に吸い付いた。私の背中が海老反りになった。

   
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