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母親失格
第1章 母親失格
「挿れるよ」
誰かの殴られ役は、違う誰かを殴るものなのだろうか。
私の意思に関係なく押し当てられ、腰をグッと突き出す義弟が時々憎く感じる。
それでも自分から義弟を呼び出してしまうんだから、自分で自分が分からない。
「あっ…痛っ…」
まだちゃんと濡れてない。
思わず義弟の胸を押し返すと、義弟は私を強く抱き締め、更にグッと力を入れ、深く挿入してきた。
「あっ…まって…」
「待たないよ。欲しかったんでしょ」
宣言通り、義弟が腰を動かし始める。
抜き差しされるたびに痛みが伴う。
だがそれは一時的なこと。
数分もすれば私のアソコからは快感の有無に関係なく愛液が溢れ、抜き差しのたびにグチョグチョ音を立て出す。
何度も私を抱いているから、義弟はそれを知っているのだ。
「あっ…あぁ…義弟くん…」
名前を呼ぶと、義弟がふふっと笑った。
「なぁ。今度さ、俺がお前を抱いてる姿を、兄貴に見せてやろうよ」
やめてと言うと、義弟はもう一度ふふっと笑った。
「なんで?見せてやろうよ。
兄貴は俺に見せてきたよ。お前と付き合う前の女とのセックス」
今度は俺が仕返しする番だよ。
そう言って義弟が、力強く私を抱き締め、深く突き上げてくる。
「…いつから欲しかったの?」
義弟が囁く。
熱い息が横顔にかかる。
「そんなの…会えない間…ずっと欲しかったよ」
「兄貴としてないの?」
分かっているくせに聞いてくる義弟が憎い。
「分かってるくせに。夫君に抱かれた日だから、義弟君に連絡するんじゃん」
義弟はまた、ふふっと笑った。
「可愛いやつ」
そのあとは、私の中に射精するまで。
義弟は一言も口を訊かなかった。
誰かの殴られ役は、違う誰かを殴るものなのだろうか。
私の意思に関係なく押し当てられ、腰をグッと突き出す義弟が時々憎く感じる。
それでも自分から義弟を呼び出してしまうんだから、自分で自分が分からない。
「あっ…痛っ…」
まだちゃんと濡れてない。
思わず義弟の胸を押し返すと、義弟は私を強く抱き締め、更にグッと力を入れ、深く挿入してきた。
「あっ…まって…」
「待たないよ。欲しかったんでしょ」
宣言通り、義弟が腰を動かし始める。
抜き差しされるたびに痛みが伴う。
だがそれは一時的なこと。
数分もすれば私のアソコからは快感の有無に関係なく愛液が溢れ、抜き差しのたびにグチョグチョ音を立て出す。
何度も私を抱いているから、義弟はそれを知っているのだ。
「あっ…あぁ…義弟くん…」
名前を呼ぶと、義弟がふふっと笑った。
「なぁ。今度さ、俺がお前を抱いてる姿を、兄貴に見せてやろうよ」
やめてと言うと、義弟はもう一度ふふっと笑った。
「なんで?見せてやろうよ。
兄貴は俺に見せてきたよ。お前と付き合う前の女とのセックス」
今度は俺が仕返しする番だよ。
そう言って義弟が、力強く私を抱き締め、深く突き上げてくる。
「…いつから欲しかったの?」
義弟が囁く。
熱い息が横顔にかかる。
「そんなの…会えない間…ずっと欲しかったよ」
「兄貴としてないの?」
分かっているくせに聞いてくる義弟が憎い。
「分かってるくせに。夫君に抱かれた日だから、義弟君に連絡するんじゃん」
義弟はまた、ふふっと笑った。
「可愛いやつ」
そのあとは、私の中に射精するまで。
義弟は一言も口を訊かなかった。