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あなたがそれを望むなら
第1章 目覚めると…
「意外ですね。佐伯さんには絶対彼女がいるって思ってたのに」
「そ、そう?フリーなのがそんなに意外?」

いや、まぁ…
自慢じゃないが学生時代からそれなりにモテてはいたよ?
ただ今は仕事に集中したいから恋愛に興味が湧かないというか
恋愛が面倒臭いというか…。

「だって、佐伯さんっていつも優しいじゃないですか?」
「え?そう?」

俺が優しい?
松野さんとは業務連絡以外の会話なんてしたことないし、優しい一面なんて見せた覚えがないんだけど?

「はい。以前、私が作った会議で使う資料を"凄く見やすくて助かった"って言って下さいましたよ」
「は?いや、あれは…」

先輩だからと言って偉そうな態度は取ってはいけないといつも肝に銘じてるからだ。
今はちょっとしたことでパワハラだモラハラだと言われる時代だから後輩への接し方に気を配ってただけだ。
それに、部長や課長から言われてるんだ。
「後輩は誉めて伸ばせ」って。
松野さん以外の後輩や部下にだって同じように接してるし、松野さんに優しくしたわけじゃない。

「わかってます。部下や後輩のモチベーションを上げる為だって」
「あ、うん」
「でも、こんな何の取り柄もない私の良いところを探して誉めて貰えて、凄く嬉しかったです」

――――…。

うわ…っ、何かすっげぇ恥ずかしい…。
いや、恥ずかしいというより嬉しい…。

俺のような中堅クラスになると後輩の面倒を見なくてはならない。
後輩が何かやらかしても上司は我関せずの姿勢で俺が責任を負わされる。
今の俺の立場的に誉められる事なんて滅多にない。


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